【はじめに】
高浜青年会議所に入会して5年、思い返せば入会当時は委員会に出席しても何を議論しているのか理解出来ず、只々ついていくのがやっとでした。青年会議所の意義が分かり出してきた時にはコロナウイルスによって全ての常識が覆りました。人と会うことも制限され我々の活動・運動にも大きな影響を与えました。しかし、リモート会議など時代に即した手法を取り入れることで、苦しい中でも歩んでくることができました。そんなコロナウイルスも徐々に収束に向かっている一方で、自国では物価の上昇という新たな問題もあり、貧困や人口減少に拍車がかかるのではないかと危惧しています。世界に目を向ければ戦争が起きている悲しい現実を突きつけられます。世の中は本当に持続可能な社会に向かっているのだろうか。ふとそんな気持ちになってしまう時もあります。急速に進む現代社会の流れに身を任せることは容易ではありますが、この社会を創り出してきたのはいつも人の心であります。それがこれからも変わらない事実、であればこの社会がより良くなるように誰かが行動しなければならないのではないでしょうか。だからこそ
「もっとまちのために」
青年会議所活動を通じて芽生えたこの想いが、まちに住むすべての人々の想いとなって自走していけたなら、まちは必ず豊かになります。夢のような話だけれども、国や住むまちの未来を考えれば考えるほど明るく豊かになって欲しいと願わずにはいられません。この夢に挑戦し続けてきた先輩達のように、我々も夢に向かって挑戦していくことがこのまちの未来を明るく豊かにしていくのではないでしょうか。我々は今、潮流の潮目にあります。今までのやり方、そしてこれからのやり方、温故知新の精神で今の高浜青年会議所も時代に合ったやり方を模索し先駆けた存在で活路を見出していかなければなりません。
私の夢は誰もが声をかけ合い、手を取り合い、助け合う、笑顔の絶えない高浜を創ることです。そんなまちになるためにも、より良い未来に向かって行動を起こし続け誰もが夢を描けるまち、高浜を目指してまいります。
【未来に繋げる会員拡大】
全国的にも青年会議所の会員数は減少傾向にあり、高浜青年会議所においても同じことが言えます。そんな中でも、少なからず拡大活動に成果を出しているLOMもありますが我々の拡大活動と何が違うのでしょうか。我々にとって会員拡大活動は大きな課題であり最も継続的に行わなければならない運動の一つであります。多種多様なメンバーが増えれば新たな価値観に触れる機会が増え、自身の成長にもつながります。まずは拡大活動に対する全体的な底上げが必要です。拡大リストの作成・更新という基本的なところから徹底的に見直し、「明るい豊かな社会の実現」に向けて、このまちをより良くしていくにはどのような人財にアプローチをかけていくべきなのか根本から再構築する必要があると考えます。従来の手法だけでなく、今を生きる青年たちが青年会議所に魅力を感じ、入会するまでの新たな手法を模索し取り入れていくことで仕組みとして根付かせていくのです。青年会議所の魅力を発信し行動を起こし続けましょう。
【支え合う力と強い絆】
「この人に頼まれたら断れない」といった感情を抱いたことがあるでしょうか。私利私欲だけを満たすためだけに動いていたら生まれない感情です。しかし、青年会議所では幾度となくそんな感情が生まれる場面に直面することがあります。深く人と関わり合うことは人生をより豊かにしていくことに必要なことだと考えます。仲間とは、「一緒に物事をする間柄。また、その人」を指します。同志とは、「志を同じくする仲間」を指します。我々はただ一緒に何かをしている関係なのか、それとも同じ気持ちで未来を見据え一緒に何かをしている関係なのかどちらでしょうか。高浜青年会議所のメンバーとして、ただやるべきことをこなすようでは深い友情は芽生えません。ただの友情を育むために何をするかではなく、メンバーと共に行動し助け合うことによって、同志としての友情が生まれるのです。共に助け合い一体感のある関係性を築きましょう。
【心豊かな青少年の育成】
親が子に幸せになって欲しいと想うのは至極当然であります。では、子供が幸せになるためには一体何が必要なのか。それは心の豊かさではないでしょうか。現在、私たちの生活はインターネットの普及によって、色々な物が安易に手に入る時代になりました。動画を見ることで子供の知識量も増えた反面、実体験の中で達成感や感動することも減っているように感じます。物の豊かさではなく、心の豊かさを高める感動体験が必要であると考えます。感動には人の心を動かす力があります。子供の頃の感動的な実体験は大きな糧となるのです。それに気づくのは大人になってからということもあるでしょう。青少年の心の成長のため、我々が機会を提供していきましょう。
【おわりに】
まちをより良くするということは人の意識を変えるということ、決して簡単なことではありません。簡単ではないからこそ夢を本気で語り挑戦する価値があります。また、真剣になって挑むことで得られるものがあるのです。明るい豊かな社会のため、ひいては我々高浜青年会議所のためにもメンバーが一丸となって取り組み、「今」をこれからの未来におけるターニングポイントにしていきましょう。
基本方針
一、未来に繋げる会員拡大
一、支え合う力と強い絆
一、心豊かな青少年の育成
スローガン
夢に向かって挑戦
我々の行動が高浜の未来を創る