所信

【はじめに】

 高浜青年会議所は、今のままでいいのでしょうか。 我々は、今の時代に適した活動・運動ができているのでしょうか。
 我が国は、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少に直面しています。この現状を背景として働き方改革関連法が制定されました。ワークライフバランスが提唱され、人びとの仕事への取り組み方は徐々に変化しています。 また、ICTのめまぐるしい発展は、人と人の間のコミュニケーションのあり方も変えています。 さらに近年、大規模災害が相次ぎ、備えに対する意識も変わってきました。2020年には、新型コロナウィルスの感染拡大によって移動や行動が大幅に制限されるという未曾有の事態も経験しました。我々の生活様式が変化し、物事の価値観も大きく変わりました。
 1977年に設立された高浜青年会議所は、44年目を迎えます。高浜青年会議所に携わったすべての諸先輩方は、英知と勇気と情熱をもって多くの困難を乗り越え、「明るい豊かな社会」を築き上げるために、Jayceeとして活動・運動を展開してきました。
 しかし、時代が大きく変化しているのならば、青年会議所に求められるものもまた変わっていくのは必然です。 「明るい豊かな社会の構築」という理念を守り抜くために、我々は、時代とともに変革していかなければなりません。
 我々は、時代のニーズを敏感に察知し、時には過去の手法から大きく脱却し、現代の活動・運動を展開していかなければなりません。
失敗を恐れて立ち止まれば、変わりゆく時代から取り残されてしまいます。 我々が変わればまちが変わり、まちが変われば社会が変わるはずです。恐れることなく、確固たる意志で、未来へ向けて変革していきます。

【 地域社会の意識変革 】

 公益社団法人日本青年会議所は、2019年に、「SDGs:持続可能な開発目標」の達成に向けた運動を推進することを宣言致しました。
これまで我々は、SDGsとは何かをメンバーが学ぶことから始めて参りました。そして今、学びから実行へと軸を転換し、我々からまちへ、まちから社会へと、SDGsの輪を広げていく時がきたのです。
SDGsの達成には、一人ひとりの意識の変革と小さな行動の積み重ねが不可欠です。しかし、そもそもSDGsのことを知らなかったり、個の利益を優先してしまって自分とは関係ないと誤解したりしている人が多いのではないでしょうか。
我々の住むこの地域にも、家庭環境による教育の格差や貧困、都市化による環境汚染など、身近に解決しなければならない問題は多くあります。SDGsは、これらの問題を解決する切り口となり得るものです。
まずは、少しでも多くの人にSDGsへの理解を深めていただける運動を展開し、SDGsが取り上げるターゲットは決して他人事ではなく自分たちの問題だと意識を変えてもらう必要があります。
地域社会の意識が変わり、地域社会全体がSDGsの達成に向けて積極的に取り組むようになれば、持続可能な社会が構築され、明るい豊かな社会へ繋がると確信しています。

【 価値デザインのできる人財育成 】

時代が急速に変化する中で、従来通りの尺度が通用しなくなりつつあります。たった今に通用していることが、遠くない未来では無価値になることも大いにあり得ます。
このような時代を青年経済人として生きる我々には、過去に安住することへの危機感を持ち、旧来の発想に甘んじることなく、新たな価値を積極的にデザインしていくことが求められます。我々は、高度成長期を生きた親世代とは異なり、人口が徐々に減少し、我が国の経済的な国際競争力が低下していく時代を所与のものとして、新たなニーズを創り出すことのできるような価値を不断に構想していかなければならないのです。
次代のリーダーである我々は、多面的能力をフルに発揮しながら個々の多様な個性を強化し、互いの能力・アイディアを組み合わせ、多くの人びとから共感を得ることで、経済的価値にとどまらない多様な価値をデザインすることのできる人財となりましょう。 一人ひとりが価値創造を行う未来は、希望と可能性に満ち溢れた価値デザイン社会となるのです。

【 積極的なLOM運営 】

 メンバーが活気溢れる活動を展開していくには、LOM内の環境を整える事も必要だと考えます。
総務・事務局は「縁の下の力持ち」と言われて参りましたが、これまでの仕事にとどまることなく、「攻め」の姿勢で、LOM運営の効率化・円滑化を徹底することが求められます。
これまでの運営の仕方を見つめ直し、ICTも大いに活用して事務負担の軽減を行うとともに、潜在する問題を進んで掘り起こして改善しましょう。我々の活動・運動がより活発になるような環境を作り上げ、青年会議所活動に対するメンバーのモチベーションを高めていきましょう。

【 戦略的な情報発信 】

市民意識の変革を目指して展開される我々の活動・運動が実を結ぶためには、当然ながら、一人でも多くの人びとに、我々の存在や活動・運動の意義を知っていただかなければなりません。我々には、活動・運動の意義をわかりやすく伝える工夫、「見たい」「面白い」と思っていただくようなインパクトの与え方など、戦略的な情報発信が求められます。
また、メンバーの活動意欲を高めるためには、我々から市民への一方的な情報発信にとどまらず、市民からのタイムリーな反響を得ることも重要です。
現在、我々が用いてきているツールの他にも、多くの情報発信ツールやコミュニケーションツールが存在します。これらを積極的に活用し、多くの人の心を掴む情報発信を展開しましょう。

【組織的な会員拡大の実践】

近年、全国的に青年会議所の会員数は減少傾向にあり、高浜青年会議所も例外ではありません。
会員数の減少は、我々の活動・運動の幅を狭めてしまうだけでなく、LOMの存続自体に関わるもっとも危惧しなければならない問題です。
他方で、新たな入会者を得ることは、我々の活動・運動の可能性が広がるのみならず、我々が新たな発想・創造と出会うことでさらに成長できることも意味します。
今年度は、これまでの拡大活動を振り返り、より組織的な拡大活動を展開して参ります。
青年会議所の強みは、多様な社業・背景・個性を持ったメンバーが集っている点です。理事長が司令塔となり、各メンバーの長所を活かした役割分担に基づき、これまでのやり方にとらわれない新たな手法による拡大活動を実践していきます。

【周年への心構え】

高浜青年会議所は、来年2022年に、設立から45年を迎えます。これは我々の活動・運動のゴールではなく、過去を振り返る契機であり、新たな時代へのスタートでもあります。
45周年の前年となる2021年度は、「周年」の意義を見つめ直し、我々がどのように45周年を迎えるべきかを考え、2022年度へスムーズに繫げるために十分な準備を行う一年と致します。

【 結びに 】

時代の変化のスピードは益々加速しており、既存の価値観や手法はともすれば陳腐化してしまう。この現実を危機として悲観するのではなく、変革を起こす絶好の機会だと考えよう。
誰かがやってくれるのを待つのではなく、我々が変えるんだ・我々にしかできないんだという変革の覚悟と使命感を持って果敢にチャレンジし、社会から必要とされる人財となり、活気溢れる活動・運動を展開すれば、我々は、地域社会づくりを担うリーダーとして成長することができる。
だからこそ、我々は決して立ち止まることなく、変わりゆく時代を、我々自身も絶えず変わりながら歩み続けなければいけないのです。
それは、決して平坦な道のりではないでしょう。時代に適した新たな活動・運動を試みる中で、思い通りにいかないこと、くじけたくなることもあるでしょう。
しかし、失敗を怖れて立ち止まってはいけません。 自分の力を信じましょう。そして、仲間の力を信じましょう。ここには、同じ志を持った仲間がいるのだから。

基本方針  

一、地域社会の意識変革

一、価値デザインのできる人財育成

一、積極的なLOM運営

一、戦略的な情報発信

一、組織的な会員拡大の実践

一、周年への心構え

スローガン  

Change before you have to.

-変革せよ、変革を迫られる前に-